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医療画像機器

X線（レントゲン）撮影装置

①一般撮影装置
X線管保持装置がリングハンドルによって操作しやすく、上下ストロークが1700mmもあるため膝下の下肢も容易に撮影できます。臥位のフローテイング撮影台にはFPD（フラットパネルディテクタ）を設置してDRで画像処理できます。

②長尺撮影装置
全脊椎や全下肢の長尺を、3枚のFPD (フラットパネルディテクタ) によって境目の全くない高画質な画像として、ワンショットで撮影できます。

③ポータブル撮影装置
撮影室までの移動が困難な患者様の撮影に使用します。主に手術室や病室の患者様のレントゲン写真を撮影します。

④Cアーム型外科用イメージ装置
X線透視下の手術に用います。神経根造影やヘルニコアの注射時にも使用します。FPD搭載の高画質の「Cios Select FD 」を2019年に追加導入しました。

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⑤ DR（Digital Radiography）
上記で撮影したX線画像が瞬時に手元のタブレットで表示され、その場でリアルタイムに検証・読影するこができます。DRに用いるFPD（フラットパネルディテクタ）は高速かつ安全かつ高品質で、軽量で携行性にもすぐれています。

CT （Computed Tomography：コンピュータ断層撮影）

X線を用いてコンピュータ処理をして体の断面図を撮影する検査です。レントゲンで診断が困難な骨折や関節・脊椎の複雑な骨形態を鮮明な3次元画像で評価することができ、手術治療に非常に役立ちます。「16列のマルチスライス」であるため、撮像時間が短く、患者様の負担も少ないです。リウマチの合併症である間質性肺炎など胸部疾患の診断にも有用です。

MRI （Magnetic Resonance Imaging：核磁気共鳴画像）

レントゲンやCTでは評価できない脳や脊髄および椎間板・半月板・腱板・靭帯などの骨以外の軟部組織の病変を診断するのに非常に有用です。
高性能の「1.5テスラMRI」であるため、造影剤を使わずに脳血管や下肢血管まで撮影できます。従来のMRIに比べ高精度で鮮明な画像が描出されるため、詳細な評価や診断が可能になります。

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骨密度測定装置 DEXA
（ Dual Energy X-ray Absorptiometry ：二重エネルギーX線吸収測定）

2種類のX線を照射し、骨と軟部組織の吸収率の差により骨密度を測定する方法です。骨粗鬆症で骨折が起こりやすい腰椎と大腿骨頚部の骨密度をわずか30秒で正確に測定できます。骨粗鬆症の診断や治療評価に非常に有用です。

超音波画像診断装置 US（Ultrasonography）

 

コンピューターナビゲーション（Computer Navigation）

手術支援ロボット (Robotic Arm Assisted Surgery)

CTデータによる綿密な3次元術前計画に従って、ロボティックアームが骨を切ったり削ったりして、人工関節（膝・股関節）の手術を支援してくれるシステムです。術者の手ぶれとヒューマンエラーを解消して、高精度と安全性を確保した手術が実現できます。
当院では2021年10月より、米国でもっとも実績のある「Makoシステム（Stryker社）」を北陸・甲信越地方で初めて導入しました。保険診療で受けることができます。

関節鏡（Arthroscopy）システム

膝の半月板や靭帯の損傷ならびに肩の腱板断裂などに対する関節鏡手術の際に使用します。関節鏡手術とは、関節の周囲にわずか1cm以下の小さな穴（ポータル）を作り、そこから細いカメラや手術器具を関節内に入れて行う手術のことです。
関節鏡手術では、皮膚を切る大きさが劇的に小さいだけでなく、関節周囲の健常な筋肉なども傷つけないため、術後の痛みが少なく、機能回復が早いことが特徴です。